【SkillBox導入事例】株式会社セゾンテクノロジー

株式会社セゾンテクノロジー DI本部データエンジニアリング統括部クラウドプラットフォーム部
(左から)日野洋部長、舩津遼大様、青木菜摘様、柳田彩海様、武文棋様、遠藤猛様
※事例取材は、マネージャーである日野様へのインタビューと、メンバーによる座談会という形式でそれぞれ行われました。

マネージャーへのインタビュー

チームコミュニケーションの低下を解決するツールとして導入

当社は、「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」をミッションに、「HULFT」というデータ連携のための製品を提供している会社になります。また、クレディセゾン様のグループ会社ということで、クレジットカード系や、関連する流通業様のシステムインテグレーションを担当させていただいています。

SkillBoxの導入前は、ちょうどコロナ禍でもありましたので、チームメンバーと会社で直接会う機会が非常に少なく動きが見えづらい場合もあり、それがお互いのコミュニケーションに影響する懸念がありました。当社では複数のビジネスチャットツールを導入しているのですが、どうしても業務のやり取りが中心で事務的な言葉遣いになってしまう傾向があり、コミュニケーションの低下と、その解決のためのツール選定の難しさという2点が大きな課題となっていました。

SkillBoxの紹介を受けたのは、そのようにして悩んでいる時です。代理店の株式会社ソフテックス倉田部長より、SkillBoxは内省やフィードバック(配慮や気遣いを含む)コミュニケーションを目的としたツールとして、既存の業務連絡が主体となっているコミュニケーションツールとは異なる役割を果たすことができるとお聞きしました。倉田部長は過去に人事部長を経験されていますので、その経験を活かして推奨されるSkillBoxという製品の良さには非常に説得力があると感じました。

世の中にビジネスチャットツールはたくさんありますが、最近の若手は目的がはっきりしたものを好みますので、「何でも自由に使って」というより、「内省とフィードバックコミュニケーション」というように目的が明確になっている点で、SkillBoxは非常に受け入れやすいのかなという印象を受けました。

簡単な週報的運用における意外なナイショ話機能の効果

運用については簡単な週報のようなイメージで、毎週金曜日に回答してくださいというルールにしているのですが、その中身については色々な試行錯誤がありました。こちらが意識づけしたい行動ができたかできなかったか聞くところから始まり、人事評価と紐づけて職位ごとに求める行動について聞くこともありました。今は最終的に、その週を振り返って自分自身が「頑張れたと思うか」とか「気持ちに余裕を持てたか」のような質問を○×形式で答えてもらうのと、あとは「今週の振り返り」という名前で何かコメントがあれば記入してもらうという形式にしています。皆さんからは「使いやすくなった」と言われています。

(セゾンテクノロジー様で実際に運用中のアクションリスト例)

対象者は、新卒だけでなく、チームの全メンバーに回答してもらっています。中途の人もいて、年齢も20代30代と様々ですが、総じてSkillBoxは好評です。詳しくは座談会にて本人たちの口から話があるかと思います。

あとは、特に若手の人たちはナイショ話機能が面白いようで、毎週私へ何か聞いて欲しいことを入れてくるような感じがしていますね。また、特定の人に限定して送れるメッセージ機能は、昔であれば個別に「ちょっと今いいですか」のように改まって切り出さなければいけないような場面で使えます。この機能は非常にいいなと考えていましたが、実際想像以上にメンバーとのコミュニケーション向上に役立っているなと感じます。

(実際にあったナイショ話の例)

もちろん、ナイショ話機能があることで聞きづらい内容も気軽に質問したり相談したりすることができるという本来の使われ方もされており、不満を感じる出来事があった場合などのフォローでも非常に役立っています。

マネジメント業務を助けてくれるツール

SkillBoxでは業務中に言いづらい内容が発信されており、業務で使用している他のコミュニケーションツールとの住み分けがきちんとできています。これにより、新たな発見もありました。特に、普段発言が少ないメンバーがナイショ話を通じて自由に発言し、彼らの新たな一面を垣間見ることができたことは、それぞれのメンバーとの接し方やコミュニケーションスタイルについて改めて考える機会となり非常に価値のある成果だと思っています。人によって、この人はこんな傾向で回答するんだとか、コメントの文面を見てこの人ってこういう考え方をしているんだなといったように、それぞれの個性が非常につかみやすくなりました。

個性に合わせて、私のリアクションの仕方も変えています。例えばこの人はソフトタッチで伝えた方がいいのではないかとか、この人はティーチング的に全てを教えた上で伝えてあげた方がいいのではないかなどです。業務中の動きと、それに加えてSkillBoxで内面性や人柄を感じ取れるようになったので、私自身の接し方、アクションの仕方も人によって変えられるようになりました。

コメントを返したり、回答を忘れている人へのリマインドを圧力がかからないようそれとなく声がけしたりといったことはしていますが、負担感はあまりないと思います。むしろそれはマネジメントの時間として当然に取るべきものであり、SkillBoxはその手間が少なくて済むように助けてくれるツールです。

SkillBoxは、メンバーの本音や、普段どう考えているか把握したいマネージャーの方にお勧めです。そのためには普段からのコミュニケーションが大事ではありますが、対面で毎週1on1を行う事は現実的に難しいと思います。また、仕事よりもライフワークを重視する若者達の価値観は常に変化しており、我々マネージャーはそれぞれの個性を理解した上で柔軟に対応していく事が求められています。SkillBoxは、マネジメントの一環ですべきことを助けてくれるツールという感じで、メンバーの状況把握やエンゲージメント向上にも役立てる事が可能な推奨できるツールと考えます。

メンバーによる座談会

気軽に入力できるナイショ話と自由記述欄

武(敬称略、以下同様)
ナイショ話は大活躍していますね。

遠藤
書きやすいですよね。「ナイショ」とあると秘密にされている感じがあって。

青木
この前ちょっと表彰されたんですけれど、わざわざ報告するとなると何か自慢しているみたいじゃないですか。自慢したいわけではないのですが、でも伝えておこうかな、という時に、ナイショ話のところに「実は表彰されたんですよ」とそっと書きました。日野さんだけ返信してくれて、それがちょうどいいと言うか、自慢にならない報告ができることもいいなと思いました。
本当に困った時に書く場合もあります。例えば会社の制度が分からない時で、かと言って忙しい人をわざわざ呼び止めるのは申し訳ないと思う場合、SkillBoxに書いておけば確実に回答が来るので有難いです。

舩津
私がナイショ話で書いているのは、どちらかと言うと質問です。こんなことを聞いていいのか、のような初歩的に感じることを、本当にナイショ話の感覚で聞いています。ナイショ話でないところは自分の振り返りを自由記述欄に書いています。今週これをやって、こう思った。だから来週はこうしよう。というように、振り返りで使っていますね。


私は最初自由記述欄にかなりの長文を書いていました。「今週は本番作業を何件やりました」とか業務の報告を3~4行ぐらい書いて、困ったこと、乗り越えたことを3~4行書いて、来週はこれこれがあるので、という内容も書いていました。最初、週報だと思っていたんです。ただしばらくすると、意外とそうでもなかったということに気づいて。今はそこまで書く時間がないこともあり、忙しい時期には1~2行になっています。1~2行でも別にいいよ、というゆるい感じがいいです。

柳田
SkillBoxの入力内容で評価されるわけではないからいいですよね。私は、業務の悩み事があれば「案件の進み方が分かりません」のように2行ぐらい書いて、残り大半は「最近寒くなってきましたね」「イルミネーション見に行きたい」などつぶやいてます。ちゃんと雑談にもコメントを返してくれます。業務中は皆忙しくてそれ程気軽な話はできないので、雑談できて嬉しいです。距離が近く感じるので、とても好きです。

青木
1行とか2行でいいよ、というのが、別に言われているわけではないんですけれど、なぜかそれでいい感じがするので気楽ですよね。UIが柔らかい感じなのもいいと思います。硬い感じがしないので、自由記入欄に何でも書いて良いように思えます。回答については全然負担ではないです。時間がなくても3分ぐらいでもできる感じがいいと思います。

遠藤
週報などは少し重いところがありますよね。前職ではこういうものがなかったので結構新鮮でした。最初、回答依頼の通知だけが来てなんだろうと思ったのですが、パッと見ただけでこうやればいいんだな、ということが分かりやすかったです。開いた時に出てくる選択肢についても何の説明もなくても、誰にも聞かず問題なく回答できていたと思います。

振り返りの機会として毎週の回答が楽しみに

青木
内省という意味では、新入社員だと定期的に成果報告会があるんですけど、新入社員でなくなるとそういう機会が減るじゃないですか。そういう時に毎週SkillBoxで振り返りをするというのがいいなと思いました。月曜日から予定を振り返って毎週「今週は何やったかな」のように自分の成果を確認する感じです。そういう振り返りの機会があるのはいいなと思います。

舩津
私も、1週間の振り返りというのは大きいと思っています。四半期で何をしたのか成果を報告する成果報告会でも、いざそのタイミングで「こういうことをしたな」というのはあまり記憶になくて。その時に毎週振り返りをする機会があると、覚えていられるなというのは感じます。

柳田
私が入社して1年目の途中でSkillBoxが導入されたのですが、導入してすぐは回答する項目がすごく多くて、私こんなに頑張れていないかもと考えて自己評価が低くなっていました。あまり仕事もうまくできていないし、勉強もしないといけないという時で、案件も始まっていないから業務で頑張れたことを聞かれても「業務にまだ入っていないしな…」のような感じになって、全部「できなかった」という回答になっていました。「今週もうまくできなかったです」と書きながら落ち込んでしまう感じで。「そんなことないよ」というコメントはもちろん返ってくるのですが、評価が気になるということがあったんです。

(セゾンテクノロジー様で過去に試行錯誤していた時期のアクション内容例)

でも現在の選択肢に変わってからは、「あ、これならできた」と思えるもので、回答がしやすくなりました。「今週も元気に頑張れたか」のような項目に対しては、「元気に頑張れた!」みたいな。それだったらできたと言えるなと思えるようになりました。「今週は楽しく仕事ができたか」のような場合も、1年目と比べて楽しく仕事ができているので「できた」に回答したり。SkillBoxに回答するという敷居が低くなったし、昔は「今週できなかったな」と思っていたのが、「今週こんなに頑張れた」となりました。最近だと、今週はこの話をしようということを日頃から考えていて、金曜日のSkillBoxの回答は楽しみになっています。

安心して働ける職場環境の実現

遠藤
週1で必ず連絡を取れる、ということも大きいと思います。わざわざ呼び止めたりしなくても「返せる時に返してください」くらいのニュアンスで伝えられるので、そういうコミュニケーションを取る場があるというのは、安心して仕事ができるというか、必ずそこで聞けるからいいなというのがあります。聞きやすいですよね。

舩津
そうですね。新卒として入社した際の悩みで思い浮かぶことに、部署の全体的な仕組みというか、細かいところまでは聞けていなかったという記憶があります。そのような分からないことがあった時に、入社して1ヶ月ほど経っているのにいちいち聞くのは気まずいなと気を使っていたので、その部分をSkillBoxで聞くことができるのは助かったところではありますね。

遠藤
私は中途入社ですが、前職だとコミュニケーションのアクションは全部自分から行動を起こさないと、分からないことはずっと分からないままになってしまうということは結構ありました。行動を起こすハードルって入社したての時には結構高くて、でも勝手が分からないことも多いので、コミュニケーションの機会が用意されているということは非常に有難いと思っています。おかげで、自分がどれくらいできていないといけないのかとか、これできていないけれどどうなんだろうのような、コミュニケーションがすごく取りやすくなりました。
他のビジネスチャットツールだと対面の会話の代わりのようなところがあると思うので、質問する時は聞く側からタイミングを探っていかないといけない感じがありました。SkillBoxだとそれほどかっちりはしていないのですが、毎週やりますと決まっていて、どういう内容でもいいよという前提があるので、すごく話しやすいなと思います。

青木
うちの部署の人達はリモートワークが多いし、出社しても仕事中はあまり喋らないですよね。パソコンが目の前にある状態で、パソコン2台を挟んでお互いに喋らないのでそういう部署なのかなと思っていたんです。でもSkillBoxで柔らかい感じの文章を通してだと、めちゃめちゃ饒舌に喋ってくれて。意外とそういうタイプじゃなかったんだな、皆仲良い感じだったんだなということが分かりました。それはSkillBoxがあることで、柔らかめの会話ができるようになったから思えたことだと思います。リアルでもSillBoxでの会話内容をきっかけに喋ったりするので、それによってリアルでの人間関係も話しやすくなったというのはあります。


私は前職がリモートワークのあまり普及していない職場で、フル出社だったのでほとんど対面で会話していたのですが、今はリモートワークが増えている中で自分の不慣れが色々と出てきています。対面と違って「今空いてるかな」とチラチラ見ることができないので。他のツールだと遠藤さんも言われたように対面の会話の代わりになっているのでタイミングをうかがいづらいのですが、週1のSkillBoxだと必ず会話の場所を設けてくれるので助かっています。決まった時間に決まった場所で会議室を予約してあるのでお話ししましょう、みたいなイメージです。そこで色々業務の中で考えていることを詳細に書いて、作文のように送ったりして。文書で書けば空いた時間にそれほど時間も取らずに見られると思うので、こちらも気が楽です。SkillBoxは前職と現職、対面ワークとリモートワークのギャップを埋めてくれた部分があるのかなと思っています。

(株式会社ソフテックス 倉田様コメント)
SkillBoxの導入により、働く環境が改善され、多様性の承認と心配りを大切にする文化が育まれます。これにより、社員一人ひとりが仕事の楽しさを実感しながら自身の経験を共有できるようになり、家族のようなチーム作りが進むことで、組織全体がより強固で温かいコミュニティとして成長していく様子が見られます。弊社での経験がセゾンテクノロジー様でも活かされることになり、本当に良かったです。

社名 株式会社セゾンテクノロジー
設立 1970年9月1日
本社所在地 〒107-0052
東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 19F
資本金 13億6,768万7,500円
代表者 社長執行役員 葉山誠
従業員数 757名(2024年3月末現在 連結)
事業内容 HULFTビジネス
データプラットフォームビジネス
流通ITサービスビジネス
フィナンシャルITサービスビジネス

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